今さら感がありますが、サイズから発売されているPROLIMA TECHのハイエンドVGAクーラー「MK-13」のレビューです。
実はもう数ヶ月前に購入していたのですが、購入当時に使っていたマザーボードGA-EP45-UD3RのSATAポートにヒートシンクが干渉して取り付けられなかったのでずっと放置していましたが、Core i7環境へ移行し、マザーボードが変わったことで取り付けできるようになりました。
PROLIMA TECHと言えば、すでに販売終了しましたが、空冷最強と言われる「Megahalems」「Megashadow」を作ったメーカー。そのVGAクーラー版ということでかなり期待できそうです。
※VGAクーラーの交換は改造に当たるため保証が受けられなく可能性が高いです。自己責任で。
対応するビデオカードはGeForceの7800GT~GTX285まで、RadeonのHD3850~HD5870まで。GeForceは残念ながら最新の400シリーズには対応していませんが、RadeonはHD5850、HD5870に対応します。
6mm径×6本のヒートパイプはMegahalemsと全く一緒。
注目すべきは付属品の多さ。各カードに対応したRAMを冷やすためのヒートシンクが4種類27個、そしてPCIスロットに取り付けて12cmファンを最大4基までつけられるクリップ。
こんな感じでヒートシンクを下からと横から吹き付けてがっつり冷やせます。
といういことでまずはクーラーの取り付け。
555gとVGAクーラーとしてはかなりの重量ですが、バックプレートでしっかり固定できます。
この重さだとスロットに取り付けたときにゆがんでしまいそうな気もします。
そしてスロットへ取り付け。スロット3本は確実にふさがります。
ビデオカードの下にはサウンドカードがあり下向きは難しそうだったので、サイドから冷やそうと14cmファンを取り付けました。
<温度計測>
ケース周囲の温度は30℃、エアコンは付けていますがPCの排熱でなかなか下がらない状態です。
以前レビューしたVGAクーラー雪原と比較するためにOCCT:GPUで計測しました。
計測中・・・・・
とりあえず15分ほど回してみたのですが、思ったより温度が高く、じわじわと上がって80℃を超えてしまったので排熱が追いつかないと判断して環境を見直すことにしました。
やはり下から吹き付けが必要と感じて、UCCL12をちょっと強引に付けてみました。
これによってグラフは一変し、74℃で頭打ち、しっかり排熱できています。
以前のVGAクーラー雪原と同じくらいの温度ですが、当時は11月で室温は20℃前後。今は30℃でこの温度ですから単純に考えても10℃の差があります。
OCCT:GPUはGPUの使用率が90%を超えるかなり負荷の高いソフトです。3DMarkやゲーム系のベンチであればここまで温度が上がることはまずありません。
試しに最近人気のFF14ベンチマークにて、ベンチマーク中の最高温度を計ってみると62℃とかなり余裕。
サイドに設置した14cmファンもしっかり効果がありました。
マザーボードのEVGA X58 FTW3ではノースブリッジのヒートシンクがファンコンの温度センサーで60℃を超えていましたが、このファンのおかげで40℃台まで下がっています。
さらに、12cmファンを追加してみました。
左のファンがサウンドカードギリギリですが、なんとかブレードには干渉せずに収まりました。
最高温度は66℃。FF14ベンチでは59℃とさらに大きく下がりました。
ヒートシンクの隅までしっかりと熱が伝わっているので、ファンをつければ相当温度が下がりますね。
てか、もうGTX460を買ってしまったので使うことはないかも・・・
サイズ nVIDIA/AMDユニバーサル対応VGAクーラー MK-13
コメント
Leadtek WinFast GTX280 1GB(GDDR3)を最近購入したのですが、SCVSG-1000を装着させています。
このブログを拝見させて頂き MK-13 が、無性に欲しくなりました。
まだ、お手持ちでしたら是非譲って頂けませんでしょうか?(価格応相談)