Windows11 24H2が2024年10月1日にリリースされましたが、5ヶ月近く経過した2025年2月末になっても自作PCにアップデートが来てないので原因を調べて対処しました。
現在の自作PCの構成

CPUは第4世代のRyzen 9 5900X、マザーボードはX570SチップセットのMSI MAG X570S TORPEDO MAXです。
他のPCは2024年10月早々にアップデートが来たものの、このPCだけ未だに来ていません。
手動でアップデートする方法もありますが、来ないということは何か原因があるはず。
どちらも少し前の世代なのでこの辺りが原因かもと思っておりました。
となるとBIOSか、ドライバのバージョンが怪しいです。
Windows11 24H2へのアップデートは必要?
現状で言えば23H2のままでも何も問題はありません。
問題が無かったので特にアップデートを急ぐこともせず放置していました。
しかし今後のことを考えると、例えば最新版のアプリケーションが24H2にしか対応していないとか、セキュリティの問題は発生するリスクを考えるとそろそろアップデートしておこうと考えました。
時間が経っているので初期の不具合も解消されているかもしれません。
原因はBIOSのバージョン
アップデートが来ない原因はハードウェア周りのBIOSやドライバのバージョンが原因だろうとなんとなく思っていました。
まずはBIOSの現在のバージョンと最新版を確認してみました。
MSIのサポートページにBIOSの一覧がありダウンロードできます。
現在のバージョンは2023/10/30の「7D54vA8」、最新版は2024/9/10の「7D54vAB3」でした。
購入した直後にアップデートしてから全くしてなかったのでその間4世代くらいバージョンが上がってました。
BIOSのアップデート
最新版のBIOSをダウンロードして早速アップデートしました。
ダウンロードしたZIPファイルを展開して空いているUSBメモリにコピーしておきます。
ファイルだけでもフォルダ毎でもどちらでも大丈夫です。

BIOSを起動し、「M-Flash」を選択して再起動します。

先ほどコピーしたUSBメモリにある.AB3のデータを選択します。
BIOSのアップデートが始まります。

アップデート後、右上のBIOSのバージョンや日付が最新版のものになっていることを確認します。

ついでにチップセットやオーディオのドライバーも最新版があったのでアップデートしておきました。
もしかしたらこっちが原因だった可能性もあります。
上記はMSIのマザーボードですが、ASUSの場合はEZ Update機能によりBIOS上で最新版のダウンロードからインストールまで行えるのでもっと簡単です。
Windows11 24H2へアップデート完了

その後Windowsを起動してWindows Updateの更新確認をしてみると、すぐに24H2のダウンロードが始まり無事にインストールされました。

もしお使いのPCにアップデートがこないという場合には、BIOSやドライバのバージョンアップを試してみてください。