Windows11のPCにていつからかAdobe Premiere ProとMedia Encoderが起動しようとするとアプリケーションエラーで全く起動できない状態になってしまいました。いろいろ調べて対処したところ起動できるようになったのでその方法を紹介します。

エラーの内容

Adobe Premiere Proのバージョンは25.5、Windows11のバージョンは24H2です。

アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0000142)。[OK]をクリックしてアプリケーションを閉じてください。

プログラム一覧やショートカットからPremirere Proを起動しようとすると、上記のようなポップアップが表示され、全く起動ができません。

試してみたこと

同じようなケースがないか調べると、アプリケーションの再インストールや、バージョンダウンで解決したという情報があったので試してみましたが変化なし。

Adobe Creative Cloudの再インストールも試しましたが変わらず。

問題の特定

アプリケーションエラーなのでログに何か記録されているはずと思いイベントビューアーを開いてみました。

「MSVCP140.dll」というモジュールで障害が発生しているという記録がありました。

「MSVCP140.dll」は調べてみるとVisual Studioのランタイム関連のファイルということがわかりました。

Visual C++ ランタイム ライブラリを再インストールしてみることにしました。

サポートされている最新の Visual C++ 再頒布可能パッケージのダウンロード

上記のページから「サポートされている最新の再頒布可能パッケージ バージョン」を選択し、3つあるうちのX86とX64をダウンロードします。

ダウンロードしたそれぞれのファイルを開いてまずはアンインストールをします。

再度それぞれ開いてインストールを行います。

最後にPCを再起動して完了です。

無事起動できました。

Media Encoderも起動できました。

エラーが起こる原因?

予期せず起こってしまったので詳しい原因はわかりませんが、思い返すとWindows Update後に起こり始めた気もします。アップデートによってDLLが破損してしまったのかもしれません。