Switchプロコンのジョイスティックがもうクリーニングではどうにもならないほど動かなくなってきたので、前からやってみたかったはんだ付けによるジョイスティックの交換作業に挑戦してみました。はんだ付けは義務教育の授業でやったかすかな記憶があるレベルの初心者です。
用意するもの

はんだごて、はんだ、はんだ吸取器、はんだマットなどを購入しました。
画像にはありませんが、念のためフラックス(はんだが付きやすくなる液体)、はんだ吸い取り線も揃えました。
面倒な人は安くセットで売っているのでそちらがおすすめです。


ELECGEARのジョイスティックを購入しました。
Amazonで購入しましたがSwitch Proコン用は売り切れになっていることも多いです。
Aliexpressやメルカリでも購入できます。
ジャンクプロコンを購入
失敗してもいいように練習用のジャンク品をメルカリで購入しました。
作業前に現在の状態をGamepad Testerで確認します。
左スティックの左右入力がしにくい状態です。まともにゲームができるレベルではありません。
ジョイスティックの交換作業
コントローラー本体の分解





分解は以前もクリーニングをする際に何度も外したことはありましたが、今回は基盤も外す必要があります。
下記を参考にしました。
Nintendo Switch Pro コントローラー ジョイスティックモジュールの交換 – iFixit 修理ガイド
ジョイスティックの取り外し
結果から言うと、この作業が一番大変でした。
すでに付いているはんだを取り除くというのが慣れていないとかなり時間がかかります。
はんだを付けたことはありますが、取り除く作業をするのは生まれて初めてでした。

見よう見まねではんだを押し当て、はんだが溶けたところで吸い取り器でスポンッと吸い取る、とい作業をやりました。
14か所もあるので結構根気のいる作業です。
全部吸い取りましたがジョイスティックは外れませんでした。
はんだ吸い取り線も試してみました。

多少吸い取れましたが、まだ外れず。
だんだんめんどくさくなってきたので、ジョイスティックを思いっきり引っ張って外しました。
取り外すまでに30分以上かかりました。
ジョイスティックにゴム等を引っかけて、引っ張りながら作業をすると綺麗にとれるようです。
はんだ付け

はんだ付けは簡単でした。
新しいジョイスティックを差し込み、14か所のピンにはんだを流しこみます。
動作確認
本体を元に戻し、再度Gamepad Testerで確認します。
どの方向にもスムーズに動くようになりました。
若干中心がずれていますがキャリブレーションで調整できると思います。
素人がほぼ初めてに近いはんだを使った交換作業をしてみましたが、意外とちゃんと動くようになるものですね。
作業していて、はんだマットとはんだこて台は絶対あった方がいいと思いました。
マットはありましたが、台はなかったので、はんだこてをマットの上に置いている間にコントローラー本体に接触してプラスチックが少し溶けてしまいました。