デュアルモニターをPX248 Wave と PX278 Waveに2台とも買い替えたのでレビューします。

以前の環境

使用用途は主にゲーム、時々動画編集・ブログ編集・デザイン・コーディングです。
クリエイティブ作業用や動画視聴にWQHD、ゲームやサブモニターにフルHDという環境が自分にとって一番使いやすい環境です。
現在使っているモニターは以下の2台です。

  • DELL S2716DG (27インチ / WQHD / 144Hz)
  • アイ・オー・データ EX-LDGC272HDB (27インチ / Full HD / 165Hz)

S2716DGは10年くらい前に買ったモニターで最近画面の周囲に滲みのようなものが発生するようになり、そろそろ寿命がくるころでした。

デスクトップ環境を白で統一していこうかと考えていたのでまず初めにモニターを変えることにしました。
WQHDとフルHDという環境は変えたくないので、できれば2つとも同じデザインで揃えたいと思って探しました。
白いモニターを提供するメーカーは複数ありますが、同じデザインで揃えられるのはPixio一択かと思います。

EX-LDGC272HDBの方はまだまだ使えるので子どものゲーム用モニターとして使います。

Pixioについて

Pixioは2016年にロサンゼルスで創業されたメーカーで、日本ではHamee株式会社が販売やサポートを行っています。

コストパフォーマンスの高さ、迅速なサポート、モニターでは珍しい豊富なカラーバリエーションが特徴のブランドです。最近流行りの白やパステルカラーで統一されたゲーミングデスクトップ環境のきっかけとなったブランドとも言えます。

スペック

PX278 Wave

画面サイズ27 inch
スタンド有り寸法(WxHxD)614.8 mm × 461.7 mm × 210.9 mm
配送重量6.5 kg
本体重量4.4 kg
リフレッシュレート180Hz
Panel TypeFast IPS
解像度2560×1440p
コントラスト比1,000:1
色域135.76% sRGB
輝度350 nits (Max)
HDR
Adaptive SyncAdaptive Sync
スタンド機能Tilt(傾斜): 前 5°,後 15°
VESA75mmx75mm (付属のVESA規格変換アダプター使用で100x100mm可)
スピーカー3W x 2

注目すべきは27インチ、WQHD、180Hz、FastIPS、1msで39,980円という価格。
さらにセール時は20%OFFで31,900円で購入できます。

右からイヤホン、DisplayPort(200Hz)、HDMI(144Hz)、HDMI(144Hz)、ファームウェア用USB、電源です。

DisplayPortケーブルと電源アダプタ・ケーブルが付属、ケーブルまで白いのはありがたい。

電源ケーブルはモニターに接続する端子は細いケーブルですが、アダプタからは通常の電源ケーブルを接続します。

PX248 Wave

画面サイズ23.8 inch
スタンド有り寸法(WxHxD)541 × 421.6 × 190.5mm
配送重量4.67 kg
本体重量3.17 kg
リフレッシュレート200Hz
Panel TypeFast IPS
解像度1920x1080p
コントラスト比1,000:1
色域112.44% sRGB
輝度300 nits (Max)
HDR
Adaptive SyncAMD FreeSync Premium
スタンド機能Tilt(傾斜): 前 5°,後 15°
VESA75mmx75mm (付属のVESA規格変換アダプター使用で100x100mm可)
スピーカー3W x 2

23.8インチ、FullHD、200Hz、FastIPS、1msで26,980円。
セールで21,500円で購入しました。

右から電源、ファームウェア用USB、イヤホン、HDMI(200Hz)、DisplayPort(200Hz)です。

DisplayPortケーブルと、こちらは電源アダプタのみ。太い電源ケーブルは不要です。

どちらも同スペック帯の価格ではそれほど安くはありませんが、カラーバリエーションで選ぶなら他に選択肢はないかもしれません。

開封・設置

シンプルで真っ赤なデザインの箱が特徴です。

他の機器も白で揃えてみました。

ついでにPixioの電源タップも購入しました。

背面です。スタンドの隙間にケーブルを通しています。

スタンドは前後の角度しか調節できません。
首振りや高さの調整ができないのでかなり不便です。
作りもかなり安っぽい。

主な機能と特徴

画質

どちらも画質は申し分ありません。

IPSなので発色も良くグラフィックや動画編集用としても十分使えます。

例えば上記の画像。
真っ白な画像の中央にRGB値が254:254:254の薄いグレーで図形が描いてありますが視認することができます。

色味についてはPX278の方は若干青が強かったので調整しました。
PX248はスタンダードのプリセットで丁度良かったです。
個体差もあるのかなと思います。

HDR

どちらもHDR対応なのでオンにしてゲームをやってみました。

直撮りなのでわかりにくいですが、こちらがHDRオフ。

こちらがHDRオンの状態です。

正直大差ないと感じます。
HDRオンの方が右上の空の雲など白飛びが押さえられて綺麗に見えていますが、どっちでもいいってレベルです。

HDRを使うには輝度が低いかもしれません。

HDRを使用するには、まずモニターのOSDで設定してから、Windowsのディスプレイ設定でもオンにする必要があり、いちいち設定するのが面倒なのでほとんど使わないと思います。

Adaptive Sync

Adaptive Syncはティアリングやスタッタリングを抑える機能ですが、遅延が発生することもあるので使いません。

オフでもチラついたりしたことはほぼないです。

スピーカー

元々使うつもりはないですが一応確認してみました。

音質は薄っぺらくて使い物になりません。
とりあえず音が出るだけのもの、どうしても音を出すものがない場合以外使うのはおすすめしません。

1,000円、2,000円程度の安いスピーカーでもこれより遥かにいい音です。

私はCreative Pebble V3を使っています。
5,000円台とは思えない音質でゲーム音もかなり迫力があります。

残念な点

モニター自体は満足していますが、スタンドが使いにくくて困っています。

特に高さの調整ができないのが不便すぎます。

価格を抑えるためにコストダウンしているためだと思いますが、同社が販売するモニターアームを使わせるためにあえて使いにくくしているのではと勘繰ってしまいます。

モニターアームが取り付けにくいデスクなので、モニター台で高さを調整するか、市販のスタンドにVESAマウントで取り付けようかと考えています。