2025年1月に発売された、SOUNDPEATS Air5シリーズの下位モデルとなる「SOUNDPEATS Air5 Lite ワイヤレスイヤホン」が発売されました。「Air5」を現在使用しているので比較を混ぜつつレビューします。
以前Air4 ProとAir5もレビューしていますが、Air5は気に入ってほぼ毎日使っています。AirPods Proも持っているんですが使い勝手が良くてあまり使わなくなってしまいました。
「Lite」という名前がついて何が変わったかというと、簡単に言えば機能を限定した下位版という位置づけになるようです。その分価格も2000円以上安くなりお求めやすくなっています。
具体的に変わった点や特徴を以下ご紹介します。
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SOUNDPEATS Air5 Liteの特徴

メーカーより公表されている特徴は下記の通り。
- ハイレゾ認証とLDAC対応
13mmの大口径ダイナミックドライバーを搭載したほか、振動板に日本製バイオファイバーを採用した独自の構造設計により、音をリアルに再現など高音質を実現しています。 - 美しさと実用性を兼ね備える
AirPodsに似たスタイリッシュな外観と流線型のデザインです。数万種類以上の耳の形状データを基に、耳の形にフィットするデザインで、快適な装着感を実現し、負担を感じさせません。 - イヤホンを探せる新機能をアプリに追加
イヤホン紛失の心配を解消する新機能が登場!アプリを使って、イヤホンの最後に接続された位置を簡単に見つけることができ、Bluetooth接続範囲ならイヤホンから音を鳴らして所在を見つけることもできます。 - 付けていると忘れるほどの軽さ
片耳わずか4.46g、まるでA4用紙1枚の重さ。装着感はまるで空気のように軽く、長時間使用しても負担がありません。 - 急速充電に対応し、15分間の充電で約3時間も音楽を聴ける
外出先でもバッテリー不足の心配がなく、短時間の充電で長時間の使用にも対応します。 - 多シーン対応
ENC+AI通話ノイキャンを兼ね備え、よりクリアな通話品質と快適な使用体験を提供。
アプリでムービーモードをオンにすることで、臨場感あふれるサラウンド体験を楽しむことができます。
マルチポイント接続に対応し、2台のデバイスを同時に接続できます。 - 専用アプリ「PeatsAudio」
SOUNDPEATS最新アプリ「PeatsAudio」はタッチ操作に対応し、好みのサウンドに調整可能。
Air5とAir5 Liteのスペック比較
製品名 | Air5 | Air5 Lite |
---|---|---|
タイプ | ワイヤレス | ワイヤレス |
形式 | インナーイヤー型 | インナーイヤー型 |
本体操作 | タッチ | タッチ |
ドライバー方式 | 13mmダイナミックドライバー | 13mmダイナミックドライバー |
ハイレゾ認証 | 認証済み | 認証済み |
Snapdragon Sound | 対応 | × |
再生周波数帯域 | 20Hz~20KHz | 20Hz~40KHz |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX Lossless、 aptx adaptive、aptx | SBC、AAC、LDAC |
Bluetoothチップ | QCC3091 | 不明 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.4 | Bluetooth5.4 |
Bluetoothプロファイル | HSP 、HFP 、 A2DP、AVRCP | HSP、HFP、A2DP、AVRCP |
最大持続時間(単体) ※SBC 60%音量 通常モード | 6時間 | 6時間 |
最大持続時間(本体) ※SBC 60%音量 通常モード | 30時間 | 30時間 |
重量 (単体) | 3.8g | 4.46g |
重量 (本体) | 44.56g | 44.09g |
サイズ (単体) | 34.6×17.2×17.9mm | 34.6×17.2×17.8mm |
サイズ (本体) | 56×51×26mm | 56×51×26mm |
充電時間 (単体) | 1.5時間 | 1時間 |
充電時間 (本体) | 2時間 | 1.5時間 |
充電コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
内蔵マイク | 片側3基 | 片側2基 |
Adaptive ANC | 対応 | × |
通話用ノイズキャンセリング | CVC | 対応(AI駆使) |
風ノイズ低減 | 対応 | 対応(AI駆使) |
マルチポイント | 対応 | 対応 |
ゲームモード | 対応(77ms 低遅延) | 対応(80ms 低遅延) |
専用アプリ | 「PeatsAudio」対応 | 「PeatsAudio」対応 |
防水性能 | IPX5 | IPX5 |
通常価格 | 9,680円 | 7,380円 |
カラーバリエーション | ブラック、ホワイト、パープル、 ベージュ | ブラック、ホワイト |
発売日 | 2024年8月23日 | 2025年1月3日 |
大きな違いは以下の3点です。
LDAC対応
どちらもハイレゾ対応ですが、Air5がaptX Lossless、aptx adaptive、aptx対応だったのに対してAir5 LiteはLDACに変更が採用さています。
どちらが良いかの判断は難しいですが、データ上ではビットレート(990kbps)、サンプリングレート(20Hz~40KHz)ともにLDACの方が良いとされています。対応する機器もLDACの方が多いです。
ANC非搭載
もう一つはアクティブノイズキャンセリングが非搭載となりました。
通話用ノイズや風ノイズの低減はありますが、ANCはありません。個人的にはANCを使って周りの音を遮断したいという場面がほとんど無いので無くても問題ありません。Air5のANCが正直微妙な性能だったということも無くなった理由の一つかもしれません。
Liteというので廉価版のようなイメージを持っていましたが、ANCが搭載されていない以外は何も安い理由が見当たりません。ANCが必要ならばインナーイヤー型ではなくカナル型を選びますし、廉価版というよりむしろ完全版といっても過言ではないくらいです。
全モデルのAir4とAir4 Liteも同じ構成でしたので、その流れを汲んでいるようです。
充電時間短縮

充電時間は短縮され1時間でフル充電が可能になりました。
急速充電にも対応し、15分の充電で3時間分の充電が可能です。
連続再生時間は6時間ですので、休憩中にちょこっと充電すればほぼ1日中使えます。
外観



手持ちのAir5と外観を比べてみました。

白がAir5、黒がAir5 Liteです。
大きさは全く一緒に見えますが、Liteの方がイヤホン本体に光沢があります。
形状を比べてみるとケース内も、イヤホンの形状も全く同じでした。
白と黒にしたので見分けが簡単ですが、もし両方同じ色だったら完全に見分けがつかず混同していたかもしれません。

白も好きでしたが、黒も高級感があって洗練されたデザインになっています。
装着感

装着感は非常に軽いです。
軽すぎると感じるかもしれません。
Air5と同じなのでもう慣れていますが、最初は軽すぎて違和感があり、すぐに外れそうな感覚でしたが、意外と外れず安定しています。
軽いので長時間着けていても全く疲れることはありません。
飛行機や新幹線の長時間移動にかなり役立っています。
ただし、当然ですが密閉感は少ないので音楽に没頭したい場合には不向きです。
カナル型なので人によっては外れやすいかもしれません。
形状やAirPodsやEarPodsに似ているのでこれらが合えば問題ないでしょう。
操作感

装着中の操作は、イヤホンの中央にあるSのマークを指でタップして操作します。
反応は非常に良く、良すぎて軽く触れた程度で操作されることがあるので注意が必要です。
操作方法は以下の通り。

音量ダウン | 左側タップ x1 |
再生/停止 or 着信応答/通話終了 | 左側/右側タップ x2 |
音量アップ | 右側タップ x1 |
曲戻り | 左側長押し 1.5s |
電話の拒否/切替 or 電源オン | 左側/右側長押し 1.5s |
曲送り | 右側長押し 1.5s |
ゲームモード | 左側タップ x3 |
電源オフ | 左側/右側長押し 10s |
音声アシスタント | 右側タップ x3 |
必要な操作はほぼ全部揃っている感じです。
音質
音質は文句のつけようがないくらいすばらしいです。
専用アプリのアダプティブイコライザーを使って自分の耳に合わせたカスタマイズをしているのもあるのかもしれませんが、低音も高温もしっかり聴こえてバランスも良いです。
Air5を聴き比べてみると、明らかにAir5 Liteの方が良く感じました。
特に低音に迫力があり、心地よく響いてきます。
aptXは環境が無いので試せませんが、LDACはWindows用のドライバーがあるので試してみました。
ハイレゾ(LDAC)での音質
Windowsでハイレゾ音源をLDACで聴くために、「Alternative A2DP Driver」をインストールします。
LDACを有効にするにはアプリからマルチポイントをオフにする必要があります。

CODECタイプをLDACに変更して、エンコード品質をHQ(高)にすれば最大の990kbpsで聴くことができます。
現在の状況のところで今聴いている音源の情報を確認することができます。

Apple Musicのアプリを設定します。
「ロスレスオーディオ」をオンにして、ストリーミングまたはダウンロードの音質を「ハイレゾロスレス」に設定します。
この状態で聴いてみると、あまり耳には自信がありませんがそれでも違いがわかりました。
特に楽器の音がリアルで、音の細かさや深さを感じました。
ただし、曲によっては違いがわかりにくいものもあり、J-POPのごちゃごちゃした音だとほとんど違いがわかりませんでした。
とはいえいつもハイレゾで聴きたいほど音にこだわりはないですし、主にiPhoneで使うのであったら嬉しい程度です。
マルチポイントを切らないとLDACが使えないので、一度スマホにつないでマルチポイントを切り、スマホから切断してPCに接続という面倒な設定をしなければならないので、よほど気に入った曲とかでない限り使わないと思います。
バッテリーの減りもかなり早いです。
その他機能
マルチポイント接続
Air5から使っていますが、これは本当に便利です。
スマホとパソコンへ同時に接続し、パソコンで音楽を聴きながらスマホにかかってきた電話に出たり、スマホで音楽や動画を観ながらパソコンでオンライン会議を始めたり。
切り替える設定をしなくても自動で切り替わってくれます。
ゲームモード
これもAir5にもある機能です。
80msの低遅延モードなのでよほどシビアなゲームでなければ音ズレはほとんど気にならなくなります。
NEW ムービーモード
Air5 Liteからの新機能です。
アプリから切り替えることで臨場感あふれるサラウンドが楽しめます。
NEW イヤホンを探す

こちらもAir5 Liteからの新機能。
専用アプリのメニューから「イヤホンを探す」を開くと地図上にイヤホンの位置が表示されます。
イヤホンに音を鳴らして見つけることができ、ボタンを押すとキーーーンという甲高い音が鳴ってイヤホンの位置を知らせてくれます。
まとめ
AirPods Pro(第1世代)とAir5を使っていますが、完全に序列が変わりました。
Air5 Lite >>> Air5 > AirPods Proくらいの使用頻度になりそうです。
それくらいAir5 Liteはお気に入りです。特に音の進化が凄い。
Air5より安くて本当にいいの?と思えるくらいの完成度で満足度が高いです。
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