2022年の9月よりサービスが始まった「Xserver VPS」でマインクラフトのサーバーを立ててみました。
Conoha VPSとの比較
エックスサーバーといえば国内シェアNo.1、速度No.1のレンタルサーバーが有名で、当ブログもエックスサーバー
で運用しています。実際に過去に利用したサーバーの中で最もパフォーマンスが高く4年以上利用し続けています。
そんなエックスサーバーが始めたVPSサービスということで期待も高く早速契約してみました。
Xserver VPSで一番安い2GBプランは、1か月契約で1,150円／月、36か月契約なら830円／月で利用できます。CPUは3コア、メモリ2GB、ディスクはNVMe SSD 50GB。
同スペックのConoha VPSだとCPUは3コア、メモリ2GB、ディスクがSSD 100GBのプランで1か月契約1,848円／月、36か月契約なら1,363円／月なのでXserver VPSの方がコスパは良さそうです。
ただし、Conoha VPSは事前チャージ制なので、1か月に満たない短期間で利用したい場合に少額だけチャージして数日間だけ運用するといった使い方ができるメリットがあります。
ディスク容量は50GBと半分の容量ですが、NVMe SSDなので普通のSSDの数倍の速度です。
Bench.shでのベンチマーク
Bench.shを使ってXserver VPSとConoha VPSの速度を比較してみました。
Xserver VPS
CPUはAMD EPYC-Milan 2.8GHz。
昨年サービスを開始しただけあってAMDのサーバー用最新CPUを使っています。
Xserver VPSはIOPSが平均1,373.4MB/sでNVMe SSDによって非常に高速です。
回線速度については100Mbps制限ですが、Latency 8.30msと一桁台なので十分速い。マインクラフトくらいのゲームでラグを感じることはほぼ無いでしょう。。
マインクラフトサーバーのインストール
まずはXserver VPSのサイトより新規アカウントを作成します。
レンタルサーバーで利用している既存アカウントにて新規契約しました。
プランは一番安い2GBプランで12か月契約にしました。これでも1か月当たり463円なのでかなり安い。
クロスプラットフォームで遊びたいのでアプリケーションはMinecraft（統合版）を選択しました。
PCのみですがModで遊ぶならJava版を選びます。
アプリケーションは他にも下記のようにかなりの種類が選択でき、さらに毎月新しいOSやサービスが追加されていっています。（2022年1月24日現在）。
ゲームは他に7 Days To Die、Rust、Valheimがありますが、7 Days To DieとRustはメモリ4GB以上からしか選べなくなっています。
もちろんアプリケーションを選択せずUbuntuやCentOS、Debian等OSだけをインストールして利用することもできます。
また、OSやアプリケーションはいつでも初期化して好きなものを選んで再インストールできます。
申し込みが完了したらすぐにマインクラフトのサーバーとして利用を始められます。
プレイ環境の設定等はマインクラフトマネージャーから設定します。
マインクラフトマネージャー
ゲームモードや難易度の変更、ワールドマップの再作成ができます。
ホワイトリストにユーザーを登録しておけば万が一知らないユーザーに勝手に入られることを防げます。
自動でバックアップもできます。
マインクラフトサーバーでのプレイ方法
マインクラフトを起動したらサーバーを開き、サーバーを追加からサーバーアドレスにVPS情報にあるIPアドレスを入力します。
4，5人人程度ならラグもほとんどなく快適にプレイできました。
KUSANAGI 9でWordPressの運用
アプリケーションにKUSANAGI 9があったので、試しにインストールしてWordPressサイトを構築してみました。XserverのレンタルサーバーとVPSで同じページを作成して速度を比較してみましたが、DOMContentLoadedの速度はレンタルサーバーが1.3秒、VPSが1.7秒と若干の差がありました。
レンタルサーバーはWEBサイトの高速化に特化した機能が豊富にあるので、WordPressの運用だけならメンテナンスも楽なレンタルサーバーの方がおすすめです。
まとめ
性能・コスパNo.1と謳うだけあって性能は高く、コストパフォーマンスはかなり高いと思います。
また、Xserver VPSはまだサービスが開始されたばかりで、これから日々新しい機能がハイペースで追加されているのでこれから期待できそうです。
