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Core i7-6700Kの非対応PCをWindows11にアップグレードしてみた

自作PC
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互換性チェックをしてみたら、Core i7-6700KはWindows11非対応ということがわかりました。ただし、自己責任にてチェックを回避してアップグレードする方法もあったので試してみました。

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現状のPC構成

CPU: Intel Core i7-6700K
マザーボード: MSI Z170A GAMING PRO CARBON
メモリ: DDR4 PC4-21300 8GBx2 4GBx2
VGA: MSI GeForce GTX 1070 ARMOR 8G OC
SSD: M.2 NVMe 500GB CSSD-M2B5GPG3VNF
HDD: WD20EARX
ケース: Fractal Design Define R5
電源: Corsair CS650M

基本構成は以上です。
CPUはIntel Core i7-6700K(第6世代)です。
Windows11対応のインテルCPUは第8世代以降なので非対応の構成です。

非対応とはいえまだまだ使えるスペックですし、もうしばらく使いたいのでどうにかWindows11にアップグレードしたい。

PC正常性チェック

Windows11へアップグレードするためのシステム要件を満たしているかどうかをチェックするためにWindows11のサイトからPC正常性チェックアプリをダウンロードしてチェックします。

チェックした結果、やはりCore i7-6700Kはサポートされていないということがわかりました。
また、画像には記載されていませんが、TPM2.0が有効になっていないというアラートも表示されていました。これについては後述のBIOS設定で有効化できました。

TPM2.0を有効化

現在しようしているマザーボードはMSI Z170A GAMING PRO CARBON。
MSIのウェブサイトによるとZ170のチップセットはTPM2.0に対応しているようなので、BIOSで設定をします。

「Settings」→「Security」→「Trusted Computing」→「Security Device Support」をEnabledにし、「TPM Device Selection」をPTTに変更します。AMDならAMD CPU fTPM。

その後Windows10の「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」→「デバイスセキュリティ」→「セキュリティプロセッサの詳細」を開いて、仕様バージョンが2.0になっていればOK。

レジストリの書き換え

次にCPUのチェックを回避するためにレジストリを書き換えます。

Windowsキー+Rを押してregeditと入力し、レジストリエディターを起動して

HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥Setup¥MoSetup

を開き(MoSetupがない場合は新規キーで作成)、右の画面で右クリック「新規作成」→「DWORD(32ビット)値」を選択。

名前を「AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU」に、値のデータを「1」にしてOKをクリックします。

これでインストール時のチェックを回避してWindows11へアップグレードします。

Windows11へアップグレード

アップグレードはWindows Updateからではなくインストールメディアを作成して行います。
Windows11のダウンロードページから「Windows 11 のインストール メディアを作成する」の「今すぐダウンロード」をクリックしてダウンロードします。
※「Windows 11 インストール アシスタント」からではアップグレードできないので注意

USBメモリ等にインストールするか、ISOファイルを作成します。
アップグレードなのでメディアから起動する必要はないのでどちらでもOK。

メディアを作成したら中のsetup.exeを起動してアップグレードを開始します。

Windows11の使用感

Windows10からアップグレードしてどこが変わったのかいくつか紹介します。

懸念していた古いデバイスやアプリは今のところ問題なく動いてます。
Windows10で動いたものは基本的には動くと思っていいかもしれません。

UIデザイン

スタートメニューとか設定画面とかシンプルですが見やすくなったと思います。Windows8から始まったフラットデザインのごり押しによりWindows10になってもほぼ単色でシンプルすぎてわかりにくいデザインでした。

アイコンのデザインも一新されてより直感的な操作がしやすくなったかなという印象です。
少しMacっぽい雰囲気にもなってきました。

Windows8や10よりは多少良くなったかなくらいの印象です。

特に設定画面は整理されてわかりやすくなりました。

効果音の変更

Windows10までの効果音、特にエラー等の警告音は以上に高音で突然鳴るとイラっとすることもしばしばありましたが、Windows11になってボワーンという低くて落ち着いた音になりました。

タスクバーの左揃え

デフォルトだとタスクバーは中央揃えになっています。
ちょっと違和感があるので従来の左揃えに変更しました。

右クリックのメニューの変更

ファイルやフォルダを右クリックしたときのメニューも変更になりました。
カット・コピー・ペースト・削除といった基本動作はアイコンのみになりました。

これらの動作は大抵ショートカットを使うのでコンパクトにまとまって良いと思いますが、ハサミとゴミ箱のアイコン以外は直感的にわかりにくい。この辺りはマイクロソフトっぽい下手糞さって感じです。

インストールしたアプリケーション固有の動作はその他のオプションにまとめられました。2段階の動作になったので頻繁に使う人にとっては少し煩わしいでしょう。

レジストリをいじって元のメニューに戻すこともできるようです。
また、22H2にアップデートされてからはShift + 右クリックで従来のメニューが開くように改善されています

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この記事を書いた人
mayhemrabbit

本業はWEBディレクター(デザイン・プログラミング)
副業はブロガー、ウーバーイーツ配達
WEB制作経験20年以上
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