MacBook AirのIntel版を使っていて、そろそろ買い替えようか迷っている。
M5にすると、普段の作業はどれくらい変わるのか。
私もMacBook Air(Intel、2020)を約6年使い続けてから、M5搭載のMacBook Airへ買い替えました。
選んだのは、13インチ・メモリ16GB・SSD 512GBの最小構成です。外出先で使うサブマシンが主な用途ですが、PhotoshopやIllustrator、Premiereの起動が速くなり、これまでIntel版では避けていた画像編集にも使いやすくなりました。
手元の2台で測定したGeekbench 6では、M5のスコアはIntel版2020に対してシングルコアで約3.3倍、マルチコアで約6.4倍でした。
この記事では、ベンチマークの違いに加え、Adobeアプリの動作や外観、USB-C充電の使い勝手を比較します。
Intel版2020からM5へ買い替えて感じた違い

一番違いを感じたのは、アプリを開いて作業を始めるまでの待ち時間です。
以前のIntel版では、Adobeアプリの起動に数十秒かかっていました。動作の重さも気になり、次第にブラウザや資料の閲覧など、軽い用途で使うことが増えていました。
M5では、Illustratorが約7秒、Photoshopが約5秒で起動しています。画像を扱うためにMacを開くことへの負担が、かなり小さくなりました。
ただし、これは手元のIntel版2020と、今回購入したM5モデルを使った結果です。Intel搭載Mac全般や、すべての作業で同じ差が出るという意味ではありません。
本体サイズや持ち運びやすさを大きく変えず、作業時の待ち時間を減らしたかった私には、満足できる買い替えでした。
購入したMacBook Air M5の構成

購入したのはシルバーの最小構成です。購入時の価格は184,800円でした。
| 項目 | 購入したモデル |
|---|---|
| モデル | 13インチMacBook Air M5 |
| CPU | 10コア |
| GPU | 8コア |
| メモリ | 16GBユニファイドメモリ |
| ストレージ | 512GB SSD |
| カラー | シルバー |
| キーボード | 日本語配列・Touch ID搭載 |
| 主な用途 | 外出先での作業、画像編集、軽い動画編集 |
※184,800円は購入時の価格です。現在の価格や販売構成は購入先で確認してください。
メインではWindowsのデスクトップPCを使っているため、MacBook Airで時間のかかる作業をすべて行うつもりはありません。
外出先で必要な作業ができることと、持ち運びやすさを重視して、この構成を選びました。
M5とIntel版MacBook Air 2020の性能を比較
比較したIntel MacのCPUはIntel Core i5、メモリは8GB、512GB SSDです。
Geekbench 6ではマルチコアスコアが約6.4倍


手元の2台でGeekbench 6を実行したところ、M5とIntel版2020のスコアには次の差がありました。
| 測定項目 | Intel版2020に対するM5のスコア比 |
|---|---|
| シングルコア | 約3.3倍 |
| マルチコア | 約6.4倍 |
マルチコアのスコア差は大きく、約6年ぶりの買い替えによる性能の進歩を感じます。
ただし、ベンチマークのスコア比と、アプリの処理時間の比率は同じではありません。画像を開く、ファイルを書き出すなど、作業内容によって差は変わります。
また、今回の比較にはCPUだけでなく、メモリやストレージ、OSなどの環境差も含まれます。M5チップ単体とIntel CPU単体を同条件で比較したテストではなく、実際に使っていたMacBook Airからの買い替え結果として見てください。
SSDも速くなったが、編集時間がそのまま短くなるわけではない

M5のSSDをDisk Speed Testで測定したところ、読み書きはいずれも約6,600MB/sでした。
以前のIntel版では約1,300MB/sだったため、今回の測定値では約5倍の差があります。
大きなファイルを扱ううえでストレージの速さは魅力ですが、アプリの起動や編集作業にはCPUやメモリも関係します。SSDの測定値だけで、すべての作業が5倍速くなるわけではありません。
Photoshop・Illustrator・Premiereはどれくらい快適になった?
Photoshopは約12秒、Illustratorは約9秒、Premiereは14秒で起動

アプリアイコンをクリックしてから起動するまでの時間を測定しました。
バージョンは全て2026年最新版です。
| 操作 | M5での測定時間 |
|---|---|
| Photoshopの起動 | 約12秒 |
| Illustratorの起動 | 約9秒 |
| Premiereの起動 | 約14秒 |
| 画像を複数埋め込んだ約256MBのIllustratorファイルを開く | 約12秒 |
※再起動後の初回起動の時間を計測しています。2回目以降は3秒程度で起動します。
※アプリのバージョン、初回起動かどうか、バックグラウンド処理などによって変動します。
Intel版ではAdobeアプリの起動に数十秒かかっていたので、この違いは普段の使い方でも分かりやすいものでした。
短い作業のためにアプリを開く場合も、起動を待つ時間が短いと使いやすくなります。
約256MBのIllustratorファイルも開いてみた

画像を複数埋め込んだ約256MBのIllustratorデータを開く時間は、約12秒でした。
単にアプリが起動するだけでなく、実際に使うファイルを開いて作業を始められることが大切です。少なくとも今回のファイルでは、外出先での作業にも使いたいと思える結果でした。
ただし、ファイルサイズが同じでも、画像や効果、アートボードの数によって負荷は変わります。この結果だけで、すべての大容量データを快適に扱えるとは言えません。
メモリ16GBで足りるかは、作業量による

今回の用途では、16GB構成でも画像編集や簡単な動画編集に使えています。
一方、複数のAdobeアプリを開いたまま、大量のブラウザタブや大きなデータを同時に扱う場合まで、余裕があると確認したわけではありません。
最小構成を選ぶかどうかは、使用するアプリと同時に開くデータの量で考えたほうがよいと思います。
私の場合はサブマシンとしての利用が中心なので、今回の構成に満足しています。メインマシンとして使う予定なら、普段の作業量に合わせてメモリ増量も検討してください。
購入先を比較する際は、価格だけでなく、メモリ・SSD容量・画面サイズが同じ構成かも確認しましょう。
外観・重さはIntel版2020からどう変わった?

見た目で違いを感じたのは、本体の厚みと形状です。
Intel版2020は手前に向かって薄くなる形ですが、M5は全体の厚みがほぼ一定です。
個人的にはM5の方が持ちやすくて好みです。
| 項目 | Intel版2020 | 13インチM5 |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 13.3インチ | 13.6インチ |
| 厚さ | 0.41〜1.61cm | 1.13cm |
| 幅 | 30.41cm | 30.41cm |
| 奥行き | 21.24cm | 21.5cm |
| 重量 | 1.29kg | 1.23kg |
出典:Intel版2020の技術仕様、13インチM5の技術仕様
重量差はメーカー公表値で約60g軽くなっています。
大幅に軽くなったというより、近いサイズ感のまま性能が向上したと感じています。
ファンクションキーが大きくなった

キーボードでは、最上段のEscキーやファンクションキーが、ほかのキーと同じくらいの高さになりました。
個人的には打鍵感に大きな違いは感じず、Intel版から移っても使いやすい印象です。
MagSafe 3とUSB-C充電の使い勝手
MagSafeで充電すればUSB-Cポートを空けられる

M5には、MagSafe 3と2つのThunderbolt 4ポートがあります。
MagSafeで充電すると、USB-Cポートを充電で使わずに済むため、周辺機器をつなぐときに便利です。
以前使っていたIntel版2020はUSB-Cで充電していたので、充電方法を選べるようになったのは使い勝手の違いです。
USB-Cや対応ハブ経由でも充電できた

MagSafeのケーブルを必ず持ち歩く必要があるのかと思いましたが、従来のようにUSB-Cでも充電できました。
手元のハブを経由した充電も確認しています。
外出先でUSB-Cの充電環境を使えるのは便利です。
ただし、ハブ経由で充電する場合は、その製品の給電対応や電源アダプタの出力によって条件が変わります。今回使えた組み合わせと、すべてのUSBハブが同じように使えることは分けて考えてください。
付属充電器の仕様と高速充電は分けて確認

付属していたのは、40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)です。
なお、Appleが13インチM5の高速充電用として案内している条件は、70W以上のUSB PD電源です。付属アダプタの商品名にある「最大60W対応」と、MacBook Airの高速充電条件を混同しないようにしてください。
出典:13インチM5の技術仕様
使って分かった注意点
Intel版からの性能差だけで購入構成を決めない
古いIntel版と比べると性能差は大きいですが、それだけで最小構成が自分に十分かどうかは判断できません。
外出先での補助的な作業なのか、仕事用のメインマシンなのか。画像編集中心なのか、長時間の動画編集も行うのか。購入前に用途を整理しておくことをおすすめします。
長時間の重い処理は今回の検証範囲外
この記事で紹介しているのは、アプリの起動、Illustratorファイルの読み込み、ベンチマーク、普段の軽い編集作業が中心です。
長時間の動画書き出しや、負荷をかけ続けたときの性能・温度は測定していません。
そうした用途が中心なら、別の実測レビューも確認して選んでください。
バッテリーの実駆動時間は別途確認が必要
充電方法の使い勝手は確認できましたが、一定の作業条件で何時間使えるかという測定はしていません。
メーカー公表の最大駆動時間と、自分の作業での持続時間は同じではありません。特に編集作業で持ち歩く場合は、電源を使える環境も含めて考えておくと安心です。
Intel版MacBook Airからの買い替えに向いている人
今回の買い替えが合っていたのは、持ち運びやすさを保ちながら、Adobeアプリを使うときの待ち時間を減らしたかったからです。
次のような使い方なら、M5搭載MacBook Airは候補になると思います。
- Intel版でアプリの起動や画像編集が重く感じる
- 外出先でもPhotoshopやIllustratorを使いたい
- デスクトップPCとは別に、作業できるノートPCが欲しい
- 13インチ前後の持ち運びやすさを保ちたい
一方、現在のMacでブラウザや文書作成が問題なくできていて、不満も少ないなら、ベンチマークの差だけを理由に急いで買い替える必要はないと思います。
まとめ:Intel版2020からは、作業を始めるまでの速さが変わった
Intel版MacBook Air 2020からM5へ買い替えて、特に違いを感じたのはAdobeアプリの起動と、画像を扱う作業の快適さです。
手元の比較では、Geekbench 6のマルチコアスコアは約6.4倍。Photoshopは約5秒、Illustratorは約7秒で起動しました。
もちろん、すべての作業が同じ比率で速くなるわけではありません。それでも、以前は重さが気になって避けていた作業を、持ち運べるMacで行いやすくなったのは大きな変化でした。
私のように、Intel版を長く使い、外出先での画像編集にも使いたい人には、満足度の高い買い替えになると思います。
購入時は、13インチ/15インチ、メモリ容量、SSD容量をそろえて価格を比較してください。