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古いノートパソコンにChrome OS Flexをインストールしてみた

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Googleから無料で使えるOS「Chrome OS Flex」がリリースされたので、2013年に購入したDELLのVostro 3360にChrome OS Flexをインストールしてみました。

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Vostro 3360のスペック

スペックは以下の通り。

CPU:第3世代Intel Core i5-3337U
メモリ:8GB DDR3 1600MHz
SSD:128GB SATA
チップセット:Mobile Intel HM77

以前の記事でメモリを8GBに、HDDからSSDに交換しています。

Chrome OS Flexの動作環境

動作環境は以下の通り、2010年より前のパソコンではパフォーマンスが足りず不安定になることもあるようです。
認定モデルリストも公開されています。MacBookにもインストールできるようです。

  • アーキテクチャ: Intel または AMD x86 の 64 ビット互換デバイス
  • RAM: 4 GB
  • 内部ストレージ: 16 GB
  • USB ドライブからの起動をサポート
  • BIOS: すべての管理者権限 – 問題が発生した場合、管理者は Chrome OS Flex USB インストーラから起動して BIOS で設定する必要があります。
  • プロセッサとグラフィック: 2010年より前に製造されたコンポーネントは、動作が不安定になる可能性があります。
    注: Intel GMA 500、600、3600、3650 のグラフィック ハードウェアは、Chrome OS Flex のパフォーマンス基準を満たしていません。

Chrome OS Flexのインストーラーを作成

まずは違うパソコンからChromeウェブストアにアクセスしてChromebook リカバリ ユーティリティをインストールします。

モデルを選択する画面でGoogle Chrome OS Flexを選択します。
その後、保存するUSBメモリを選択してリカバリイメージを作成します。

ノートパソコンにChrome OS Flexをインストール

USBメモリをノートパソコンに挿し、F12を押してブートメニューを開き、USBから起動するように設定します。

USBから起動するとインストールが始まります。
最初にChrome Voxを有効にするかどうか聞かれますが、これは音声でガイドしてくれるスクリーンリーダーなので不要な場合はNoを選択します。

言語を日本語に設定します。

Chrome OS Flexをインストールを選択します。
インストールせず毎回USBメモリから起動して使うこともできるようです。

数分でインストールが終わり、再起動するとChrome OS Flexが起動します。
Chrome OS Flexのロゴが表示されてから10秒も経たないくだいでログイン画面になるのでかなり速い。

Chrome OS Flexの初期設定

設定はたった一つ。
Googleアカウントでのログインのみ。
逆に言えばGoogleアカウントが無ければ何もできません。

Chrome OS Flexでできること

Chrome OS Flexのデスクトップです。
Chromeブラウザで動くサービスのみが使えます。

全てGoogleのサービスなので外部のアプリをインストールするといったことはできません。
Chrome ウェブストアでインストールする拡張機能であれば可能です。

YouTubeの視聴ももちろんできます。
Gmailでメールしたり、Googleカレンダーでスケジュール管理したりGoogleミートでWEB会議したり、Googleのサービスであれば基本何でも使えます。それ以外でも、Chromeブラウザ上で動くアプリケーションであればZOOMとかOfficeとかを使うこともできます。ブラウザ上で動くゲームも遊べます。

Chrome OS Flexでできないこと

正確には各PCメーカーが発売するChromebookに搭載されたChrome OSではできても、Chrome OS Flexでできないことの大きな違いがGoogle Playが使えないことです。そのためAndroidアプリを使うことはできません。

理由としては簡単で、Google Playに登録されているアプリを使うには、Googleが認めた一定基準を満たしたスペックでないと動作を保証できません。なので自由にインストールできるChrome OS Flexではその保証をすることが難しいからです。

また、Chrome OS Flexに触れてもらうことで、やっぱりAndroidアプリも使いたいからChromebookを買おうというプロモーションの一つでもあると思います。

Chrome OS Flexの容量

Chrome OS Flexの使用する容量を調べてみると、システムは不明、アプリと拡張機能で144MB使っていました。
128GBのSSDで残り102GBなので、実質の容量を考慮しても10GB程度の使用量でした。データは基本全てクラウド上に保存されるし、ディスク使用量が増えるのはブラウザキャッシュくらいなのでかなり少ないです。

使わずに眠っている古いノートパソコンがあるなら、Chrome OS FlexをインストールしてサブPCとして使うのもおすすめです。

また2万円弱で買えるミニPCに入れてリビング用PCにすればYouTubeやNetflixを4Kでも楽しめます。

この記事を書いた人
mayhemrabbit

本業はWEBディレクター(デザイン・プログラミング)
副業はブロガー、ウーバーイーツ配達
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