M.2 NVMe SSDに換えてから2年以上が経ち、気になっていたM.2 NVMe SSDの現在の状態やどれくらいの寿命が残っているのか検証してみました。
Intel 600p 256GB
使用期間:2016年11月~2018年11月
使用しているのはIntel初のコンシューマー向けM.2 NVMe SSDである「600p」シリーズです。フォームファクタはM.2。PCIe NVMe 3.0は発売当初、圧倒的な速度の代償として発熱が大きいから故障しやすいとか危惧する声をよく聞きました。
現状はこんな状態。
ヒートシンクとか何も気にしてません。
CrystalDiskMark
購入時の記録を取っていませんでしたが、公表値がRead1570 MB/s、Write540 MB/sなのでほぼ公表値です。速度には何の不満も無く、体感ではSATAのSSDとたいした違いは感じないのでこれ以上速くなってもハイエンドな動画編集マシンでもない限り不要です。
CrystalDiskInfo
全て正常値、2年間での総書込量は15.7TBほど、ピクチャやビデオ等のユーザーフォルダはHDDに保存していたり、ゲーム関連は別のSSDにインストールしていたので少ない方かと思います。書き込むデータのほとんどがブラウザのキャッシュやページファイルなどの一時ファイルでしょう。
使用時間は12583時間。2年で割ると1日当たり17時間ほど使っていたことになります。家にいるときは寝ているときもほぼ付けっぱなしなので使用時間はかなり長め。
ベンチマーク中の温度を見てみました。
CrystalDiskMark中の温度はMAXで60℃。ベンチマークを終えるとすぐに40℃前後に下がるので、CPUクーラーに近いこともあって多少冷却はされるっぽいです。というかベンチマークでもしない限りこんな温度になることは100%ないので気にするだけ無駄でしょう。
予測寿命
600pシリーズの書き込み上限は144 TBWです。
2年使い続けた現在の総書込量が15.7TBなので1年あたり8TBと考えると144/8で寿命は18年、つまり今のペースならあと16年は使えるということになります。16年も経ったらSSDが壊れる前に間違いなく他のパーツが壊れるだろうし間違いなく新しいものに買い替えているし、SSDの寿命なんて気にするだけ無駄だと思います。
今では500GBのMVMe SSDが1万円弱、1TBでも1万5千円程度で買えるのでそろそろ買い替えたいとも考えてます。
CFD CSSD-M2B05GPG2VN 512GB
使用期間:2019年6月~2021年11月
Intel 600pから換装しました。速度は倍くらいになってより快適に。
CrystalDiskMark
ランダムWriteは代わらないですがシーケンシャルWriteがちょっと遅くなってますね。
サーマルスロットリングが発動しているかもしれません。
CrystalDiskInfo
2年と2ヶ月の使用で総書込み量は22.2TB。
コロナで家にいることが多くなり、一時テレワークでも使っていたので使用頻度は多めかなと思います。
予測寿命
TBWは800TB、MTBFは180万時間。
1年で11TB書き込むととするなら800/11で寿命は72年。
死ぬまで使えるかもしれません(笑)
CFD CSSD-M2B5GPG3VNF 500GB
使用期間:2021年11月~
PCをリニューアルしPCIe4.0のSSDに換えました。
NTT-X Storeの特価で6,980円。やっす。
読込5,000MB/s、書込2,500MB/sとさらに爆速に。
もはや数字だけの差でしかありません。
TBWは850TBとさらに高耐久。
とうとうパソコンからHDDが無くなりました。全部SSD。
書き込み量など一切気にせず使って1日26GBくらいのペースです。
850(TBW) / 0.026(TB/d) ≒ 32,692(日)
32,692(日) / 365 ≒ 89
寿命は約90年。
まとめ
寿命なんて気にするだけ無駄。
SSDは寿命が・・・・・・なんて言われていたのはもう10年以上前の話。
SSDも日々進化し耐久性は上がっています。
それに自作をしていたら数年経てばまたPCやパーツが欲しくなって新調するので、同じSSDをメインでずっと使い続ける可能性はかなり低いです。
Define 7 CompactとCore i5 11400とGeForce RTX 3060 TiでゲーミングPC自作した
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