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Fractal Design Define 7 Compact で自作PCを組んでみた

自作PC
自作PCPCケース

PCを新調し、ケースをDefine 7 Compactに変えて半年以上経過したので、使用感等をレビューします。これまで使ってきたDefine R5との比較もしてみました。

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Define 7 Compact の外観

Fractal Designのケースの一番の特徴は外観の美しさ。
サイドパネルはSolid(通常版)とTempered Glass(強化ガラス版)がありますがSolidにしました。
色はブラックとホワイトがあるので部屋の雰囲気に合わせて選べます。

アルミフロントパネルの洗練されたデザインは高級家電のような雰囲気でインテリアの邪魔にもなりません。そしてなおかつ静音性や冷却能力も計算された設計になっています。
最近のケースの主流である電源ユニットやHDDを最下部に配置して部屋を区切る、PSUシュラウドが採用されています。

名作と言われたDefine R5で2015年に組んでからFractal Designの見た目の良さと使いやすさに魅了されて7年以上使い続けてきました。目立つような劣化もなく、まだまだ使えるケースだったのですが、今回PCを新調するにあたり、フロントパネルにUSB-Cが無いとか、今となっては不要な5インチベイとか、時代の変化とともにさすがに古さを感じてきたのでケースも買い替えることにしました。

2.5インチのSSDは背面に2つ取り付けられる他、PSUシュラウドの上にも2つ取り付けられます。3.5インチのHDDはPSUシュラウド内のケージに2つ取り付けられます。

サイドパネルや天板等ほぼ全てスクリューレスで分解できます。

天板は2種類付属していて、スリット付きのものに交換することもできます。
静音性を重視しているので左側のは使うことはなさそうです。

Define 7 Compact の仕様

3.5″/2.5″ 両対応ドライブトレイ 2
2.5″対応ドライブブラケット 2(標準添付)、最大4
拡張スロット 7
フロント端子 1 x USB 3.1 Gen 2 Type-C, 2 x USB 3.0, 2 x USB 2.0, Audio I/O, Power button, Reset button
最大取付可能ファン数 7 x 120 or 4 x 140 mm and 2 x 120 mm
フロントファン 3 x 120 or 2 x 140 mm, (1 x Dynamic X2 GP-14取付済み)
トップファン 2 x 120 or 2 x 140 mm
リアファン 1 x 120 mm, (1 x Dynamic X2 GP-12取付済み)
ボトムファン 1 x 120 mm (HDDケージを取り外す必要あり)
ダストフィルター トップ、フロント(2)、ボトム(フルレングス)
ベルクロストラップ あり
ケーブルマネージメントホール用グロメット あり
手回しネジ HDDトレイ、SSDブラケット、PSUブラケット
サイドパネル(左側) 産業向け吸音材付きスチール
サイドパネル(右側) 産業向け吸音材付きスチール
サイズ 427 x 210 x 474 mm
重量 8.61 kg

これだけコンパクトなケースが実現できたのは、DVDやBL等の5インチベイが付いていないこと、SSDの低価格化、大容量化によりSSDが主流になったことが要因だと思います。トレイやブラケットも3.5インチより2.5インチの方が多いです。DVDなんて年に数回使うかってレベルだし、HDDもバックアップにしか使わないのですべてSSDにする予定です。

そしてこれだけコンパクトにもかかわらず360mmまで、フロントにラジエーターを搭載しても305mmまでの長さのグラフィックボードに対応しているので、ハイエンドなGPUでも余裕で取り付けられます。

Define R5との比較

今まで使っていたDefine R5との大きさを並べて比較してみました。
奥がDefine R5で手前がDefine 7 Compact。
コンパクトとは言い難いですが見た感じでは奥行がかなり違います。

Define 7 Compactの大きさはH427 x W210 x D474 mm。Define R5の大きさはH462 x W232 x D531 mm。
Define 7 Compactの方が高さ3.5cm、横幅2.2cm、奥行き4.7cmほど小さいです。

Define R5の内部

今まで使っていたDeine R5の内部がこんな感じ。右側の5インチベイや無駄に多い3.5インチベイがかなりスペースを使っています。DVDもHDDもほとんど使っていないのでかなり無駄なスペースです。

【空冷】Define 7 Compactで組んでみた

実際に組んだときの記事がこちら

クーラーは空冷の虎徹 Mark IIです。

正面。5インチベイが無くなったのでスペース内にかなり余裕があります。
フロントの吸気ファンを遮るものが無いのでエアフローもかなりよさそうです。

背面。裏配線するスペースにもけっこう余裕があります。
2.5インチのSSDを2台取り付けることもできます。

パーツ構成は下記の通り。

CPU Intel Core i5 11400
CPUクーラー Scythe 虎徹 MarkII Rev.B SCKTT-2100
マザーボード MAG Z590 TORPEDO
メモリ ADATA AX4U3200716G16A-DCBK20
ビデオカード GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X 8G OCV1 LHR
SSD システム:CFD CSSD-M2B5GPG3VNF (M.2-2280 PCIe Gen.4 500GB)
データ:CSSD-M2B05GPG2VN (M.2-2280 PCIe Gen.3 500GB)
電源 MSI MPG A750GF (750W 80PLUS Gold)
ケース Fractal Design Define 7 Compact Black Solid

フロントファンを増設、リアファンを交換

フロント吸気ファンを2基、リア排気ファンを1基にしています。
ケースに標準でついているファンは、フロントにDynamic X2 GP-14(14cm)、リアにDynamic X2 GP-12(12cm)がそれぞれ1基ついています。そこへフロントにDynamic X2 GP-14を1基追加し、リアもDynamic X2 GP-14に交換しました。

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吸気 > 排気(正圧)にすることで、外からの空気の流入を吸気ファンのみに制限できるので、ケースの隙間から埃等が入らず常にケース内を綺麗な状態に保てます。逆に吸気 < 排気(負圧)にしてしまうと、隙間から空気を取り込もうとするので冷却性能は上がる分、埃が溜まりやすくなります。
とはいえ排気が弱すぎても空気が流れず窒息気味になるので、回転数でのバランスをとる必要があります。

使い始めて数か月が経ったところですが、ケース内を見ると埃はほとんど溜まっていませんでした。
その代わりフロントパネルのサイドについているフィルターにはびっしり埃がついていました。
定期的に掃除が必要なのはここくらいです。

負荷の高いゲーム中はファンの音がそれなりに聞こえますが、通常時はほとんど聞こえません。

【水冷】Lumen S24に交換しました

パーツのアップグレードに伴い、水冷クーラーで組みなおしました。

ラジエーターは天井に取り付けています。天井は240mmまで対応しています。

この状態だと、排気>吸気になってしまい、埃が気になったので後で底面に12cm吸気ファンを追加しました。

CPU AMD Ryzen 9 5900X
CPUクーラー Fractal Design Lumen S24 V2
マザーボード MSI MAG X570S TORPEDO MAX
メモリ ADATA AX4U3200716G16A-DCBK20 [DDR4 PC4-25600 16GBx2]
ビデオカード MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OC
SSD システム:CFD CSSD-M2B5GPG3VNF (M.2-2280 PCIe Gen.4 500GB)
データ:シリコンパワー SP002TBP34A80M28 (M.2-2280 PCIe Gen.3 2,000GB)
電源 MSI MPG A750GF (750W 80PLUS Gold)
ケース Fractal Design Define 7 Compact Black Solid

まとめ

最近のPCはDVDドライブもほとんど必要なくなったし、HDDもバックアップ用に使うくらいで、システムもデータも全部SSDが普通です。SATA SSDもよりコンパクトで高速なm.2 SSDも主流になりつつあり、技術の進化とともにケースもコンパクトでも十分ハイスペックで静音性・冷却性能ともに高いPCが作れるようになりました。

Fractal Designのケースはこれまで、Define R5、Define C、そしてDefine 7 Compactと使ってきましたが、どれも満足度は高く、おすすめのケースです。

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