ドコモ光のIPv6 IPoE(v6プラス)を導入し、500Mbpsを超える高速な回線環境を手に入れましたが、IPv6 IPoEではできないポート開放や固定IPサービス等の機能を使うため、IPv4 PPPoEを併用する設定をしてみました。
ドコモ光を使っていますが、やることはフレッツ光と同じです。
フレッツ光と同じ設定
以前住んでいたマンションではフレッツ光を使い、インターリンクのZOOT NATIVEでIPv6 IPoE環境を構築していましたが、引っ越してドコモ光を新たに契約したので設定しました。
IPv6 IPoEとIPv4 PPPoEを同一ネットワークで併用する方法(WXR-1901DHP3)
ドコモ光でもやることは同じで、プロバイダが違うだけです。
接続イメージ
IPv6 IPoE用のルーターであるWXR-1901DHP3の下に、IPv4 PPPoE用のルーターとしてAtermWG1400HPを繋ぎます。図のようにWANポートとLANポート2本のLANケーブルでつなぐのがポイントです。
図ではつなぐ機器をルーター毎に分けていますがどのルーターを使うかは設定によるのでどこにつないでも一緒です。
実際につなぐとこんな感じ。下がWXR-1901DHP3、上がAtermWG1400HPです。黒いLANケーブルが2本つながっているのがわかります。
WXR-1900DHP3(IPv6 IPoE)の設定
WXR-1900DHP3では「v6プラスを使用する」に設定し、IPv6接続方法を「NDプロキシを使用する」に設定します。
LANの設定ではIPアドレスを192.168.11.1に設定。
DHCPサーバーを使用するにチェックを入れ割り当て範囲を192.168.11.3~適当に設定。
192.168.11.2は後述のルーターに設定するので空けておきます。
また、IPv4側にするために固定ローカルIPにするのでいくつか開けておいた方がいいです。
AtermWG1400HP(IPv4 PPPoE)の設定
IPv4 PPPoEのプロバイダは以前も使っていたインターリンクの固定IPサービスZOOT NEXTを使います。最大2ヶ月無料で即日固定IPが発行なので気軽に登録できます。
ZOOT NEXTはフレッツ光向けのサービスですが、ドコモ光でも問題なく使えます。接続&固定IPで税込1,100円はかなり安く、いつでも解約できて違約金もなし。サブのプロバイダとしておすすめです。
ドコモ光(タイプA/B)やSoftBank光の2セッション目としてインターリンクを利用することはできますか?(インターリンク・よくある質問より)
接続先設定でプロバイダから支給されたユーザー名とパスワードを設定。
LANの設定ではIPアドレスを192.168.11.2に設定し、DHCPサーバーは使用しません。
端末の接続設定
IPv6 IPoEで接続する場合はDHCPからIPを取得して自動接続でそのままつながります。
IPv4 IPoEで接続する場合は手動接続で設定する必要があります。
Windowsの設定
設定→ネットワークとインターネット→アダプターのオプションを変更するから接続中のLANやWi-Fiのプロパティを開き、IPv4のプロパティを設定します。
IPアドレスは前述のルーターのDHCPで設定した範囲外に、デフォルトゲートウェイをIPv4のルーターのIPアドレスに設定します。
iPhoneの設定
Wi-Fiの設定でIPv4用ルーターのSSIDを選択し、IP構成を手動に変えて同じように設定。
Macの設定
Macも同じです。
接続確認
ここにアクセスすれば現在使用中のグローバルIPアドレスとホスト名(プロバイダ)がわかります。
IPv6 IPoEで接続していれば左、IPv4 PPPoEで接続していれば右になります。
今までずっとフレッツ光を使ってきたのでドコモ光というサービスがよくわからなかったのですが、結局は光コラボでNTTがドコモ等に光回線を卸しているだけなので中身はフレッツ光をほぼ一緒なので同じように使えるということがわかりました。
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