ついに我が街宇都宮でもUber Eats(ウーバーイーツ)のサービスが始まりました。趣味でロードバイクに乗っている私にとってはやらない理由は無いということで早速配達パートナーの登録をしてみました。
Uber Eats 配達パートナーをはじめたきっかけ
元々ロードバイクが趣味で週末には100km以上のロングライドをしたりして楽しんでおりました。
そんな中始まったウーバーイーツ。
趣味のロードバイクだし、ダイエットやトレーニングにもなるし、ついでにお金も稼げる、という一石三鳥。さらに道を覚えられる、店を覚えられる等いろいろ楽しそうだったので始めてみました。
数年前に働き方改革で残業は大幅に減ったので時間にはかなり余裕ができたのでちょうどいいタイミングでした。
会社員が副業していいの?
公務員は法律で禁止されているので減給や免職等の罰則がありますが、会社員については法律はなく、会社の就業規則のみです。就業規則といっても禁止するというよりは、本業に支障をきたすようなものや同業他社で働くといった会社に不利益をもたらした場合は何かしら処分される可能性はあります。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達を行う上で、本業に支障をきたす可能性があるとすれば、事故による怪我や、疲労による業務効率の低下等でしょう。特に気をつけなければいけないのは事故を起こしたり、巻き込まれたりして長期の入院等になった場合。最悪降格や減給になる可能性もあります。
会社員の副業は禁止ではないがリスクはあるということを踏まえてやらなければなりません。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の場合は社員やアルバイトのように会社に所属して働くわけではないので個人事業主という扱いになります。なのである程度の保険や補償はあるのもの基本的に自己責任ということを念頭において働かなければなりません。逆に言えばどこにも所属していないのでどう働くかは自由になります。
もちろん収入を得れば税金を収めなければならないのもお忘れなく。個人事業主なので確定申告が必要です。
確定申告にはクラウド会計ソフト「freee(フリー)」を使っています。
口座やカードと連動して簡単に会計処理できます。Amazonで買った自転車パーツの経費計上もラクラク。
Uber Eats 配達パートナー登録
配達パートナー登録は簡単。
下記より情報を入力して登録します。
最後に身分証明書とか顔写真をアップして審査を受けます。
ドライバー用アプリをダウンロードしてログイン。
Uber Driver – ドライバー用(App Store)
Uber Driver – ドライバー用(Google Play)
審査から2日くらいで配達可能になりました。
本来ならパートナーセンターに行って説明等を受けるみたいですが、コロナウイルスの影響により非対面で登録が完了します。
とはいえ右も左もわからない状態なので、Uber Eats 配達パートナーガイドで配達の準備や流れ等をチェックしておきました。
Uber Eats(ウーバーイーツ)宇都宮の配達エリア
宇都宮のエリアは現在2種類あり、一つは宇都宮環状道路の内側中心の元からあったエリア。
もう一つは後から追加されたほぼ宇都宮市全域に加え、壬生町や鹿沼市等を含むエリア。
広がったエリアの中に中心地のエリアが存在するちょっと変わった構造になっています。
とある日の配達記録の動画です。
配達時に必要なもの・便利なもの
私が使っているものを紹介します。
配達用バッグ
おなじみのロゴ入りバッグ、通称ウバッグ。保冷できるバッグがあれば必ずしも使わなくてもいいらしいのですが、せっかくなので購入しました。店によってはこのバッグを持っていないと配達できない場合もあります。
ウーバーイーツ以外でも出前館やmenu、foodpandaなどいろんな配達サービスそれぞれにバッグがあります。
いろんなサービスを兼業している人はロゴを隠したり、ロゴなしバッグを使う人もいるようです。
現在はWEBショップにて4,000円で販売されています。
昔はもらえたらしいですが、コロナと配達パートナー増加の影響でを自費で購入しなければなりません。
必ずしもこのロゴ入りバッグを使う必要はなく、保温保冷防水処理がされていればOKなのでAmazon等でロゴの無いバッグを使っている人もちらほら見かけます。
でも店舗で使う容器の多くがロゴ入りバッグの大きさに最適化されていたりするので、量が多かったりすると入りきらない可能性もあるので一番使いやすいと思います。
バッグの中身は、こんな感じでウレタンフォームとダイソーのアルミシートを入れています。
ウレタンフォームのバッグの形に切って底に敷き、アルミシートで隙間を埋めて傾かないように固定しています。
真ん中に取り外しできる仕切りがあるので、食事と飲み物等、温かいものと冷たいものを左右に分けて入れます。
この仕切りは縦になっていますが、横にしてバッグを上下に分けることもでき、ピザなどバッグに入らないときは下部を拡張して入れます。
スマホホルダー・カバー
いろいろ試して使ってきましたが、最終的に「REC MOUNT+(レックマウントプラス)」落ち着きました。
スマホを固定するのではなく、スマホに取り付けたケース毎固定するタイプ。
よく見るスマホ自体を固定するホルダーだとロードバイクにつけるにはちょっと見た目が不格好
もはやUber Eats(ウーバーイーツ)専用の自転車マウントかってくらい使いやすいです。
頻繁に取り外す必要があるのでワンタッチで外せて安定感も抜群。超おすすめ。
ロードバイクに取り付けるマウントも多種多様で、バイク用もあります。
アダプタをトップキャップに取り付けてこんな感じにしています。
ワイヤレスイヤホン
運転しながらのイヤホンは危険ですが、依頼が来たときの音を聞き逃さないためにあると便利です。
最初は安い5000円くらいのイヤホンを片耳だけつけていたんですが、やはり使い勝手が悪く片耳だけ外の音が聞こえないのでちょっと不安でした。
いろいろ迷って結局AirPods Proにしたら全て解決。外音取り込みモードが便利すぎます。両耳付けていても外の音がしっかり聞こえるので、後ろからくる車の音や、配達時の店舗や注文者との会話も問題なく聞こえます。
装着感も悪くなく、一日中着けていても耳が痛くならないし、外れることもありません。
もちろん注文者と連絡を取る時もスマホを外さずに通話できます。
ウェア
特に決まったものはありませんが、食品を運ぶ仕事である以上、清潔感は非常に重要です。
ロード用のレーパンにサイクルジャージみたいな格好も避けたほうがいいと思います。飲食店や注文者と対面するので下半身もっこりは嫌がる方もいるでしょう。
とはいえ長時間の走行はお尻が痛くなるのでレーパンの上から短パンやジャージを履いています。
暑い日は汗をかくので通気性のいいものが必要です。
暑い日に着るもっともベストはスポーツウェア。サッカーとかテニスとかのウェアがおすすめです。
心理的に普通のシャツにジーパンみたいな恰好で汗をかいている姿よりもスポーツウェアで汗をかいている姿の方が清潔感のある印象になります。スポーツして汗をかいている姿は誰もが見慣れているし当たり前の光景だからです。
↓こんなイメージ
レインウェア
本業ではないので雨の日に稼働することはあまりないですが、小雨程度ならワークマンのレインウェアを使っています。
防水性能はそれほどという感じですが軽いので持ち歩きやすいし動きやすいのがメリットです。
本降りの雨稼働にはTHE NORTH FACEのGORE-TEXを使っています。
GORE-TEXといえど1,2時間程度なら防げますが1日中稼働するとなると限界があります。
トップチューブケース
ケーブルを出せる穴があるので、モバイルバッテリーを入れて走行しながら充電したり、小銭、鍵等の小物を入れておけばいつでも簡単に取り出せるのでとても便利です。
ロードバイクでの配達
ロードバイクは始めた当初はTREKのÉmonda ALR 4、現在はSCOTTのSPEEDSTER、タイヤはパナレーサーのグラベルキングに替えて街乗り仕様です。
1年くらい使っていますが、ちょっとした段差も行けるし、軽く砂利道も走れるし、それでもパンクは1度あったかなぁくらいの記憶なので耐久性は滅茶苦茶高いです。空気も抜けにくく月に2,3回軽く入れなおす程度。
ロードバイクで配達する際の注意点
ロードバイクは基本的に前傾姿勢なので、普通に背負って乗るとかなり角度がつき、料理がこぼれたり、偏ってしまったりする可能性があります。
それを防ぐために、イラストのようにバッグの肩紐をできるだけ長く伸ばし、背中とバッグの間に隙間を作って腰でささえてバッグを水平に保つ方法です。背中が密着しないので暑い日でも蒸れにくいというメリットもあります。
配達の手順
準備ができたら配達開始です。
Uber Driverのアプリを起動し、出発ボタンを押してスタートです。
この時、1日1回安全確保のチェック画面や週に1回本人確認の自撮りを撮る必要があります。
オンラインになったら注文がくるのを待ちます。
基本的には店に近い場所にいる配達パートナーが優先されるので、目当ての店舗の近くを走り回ったり、公園等で待機したり。
ピックアップ
注文リクエストが入るとこのように配達する店舗と大まかな配達先、さらに報酬と店舗までと配達先までの合計距離が表示されます。そして配達ボタンの緑色のメーターが徐々に減っていくので、消える30秒くらいの間にリクエストを受けるかどうかを決めて配達ボタンを押します。受けたくない場合はメーターが無くなるまで待つか、左上の×ボタンを押します。
このとき配達ボタンの表示が「配達(2)」となっていることがあります。
これはいわゆるダブルという案件で、同じ店から2件分の商品を受け取りそれぞれ配達します。
リクエストを受けると地図に自分の場所と店舗の場所のピンが表示されます。
右下の▲を押すとGoogle Mapが起動して店舗までの経路が表示されます。
店舗についたら受け取り場所に行き、アプリに記載された5桁の注文番号を伝えて商品を受け取ります。
このとき店舗によっては受け取り場所を指定している場合があります。レストランからのお知らせに記載されているので、初めて行く店舗の場合は必ず確認します。
商品を受け取ったらお店の評価ボタンを押して配達開始です。
ドロップ
配達を開始するとアプリに配達先の場所のピンや住所が表示されます。
同様に▲を押せばGoogle Mapが起動します。
このときアプリの詳細画面には配達時の受け取り方法や注意事項が記載されています。
受け取り方法は以下の3方法です。
- 玄関先で受け取る(インターホンを押して手渡し)
- 玄関先に置く(玄関のドア脇や注文者指定の場所に置き配)
- 外で受け取る(公園や駐車場等屋外で手渡し)
緊急事態宣言時は置き配が多かったですが、解除後は徐々に手渡しも増えてきた気がします。
置き配したらインターホンを鳴らすべき?
置き配の際に置いたらインターホンを鳴らしてほしい人と鳴らさないでほしい人がいて注意事項に書いてある場合があります。書いてあればそれに従いますが、書いてない場合は特に決まりはありません。
注文完了すればアプリに通知が行くので私は基本的に鳴らしません。
鳴らす方もいるようですが、鳴らすべきか鳴らさないべきか、配達側も2通りの考え方があるように、注文者も2通りあります。
鳴らすことが必ずしも親切な行為ではないということです。
置き配はただ置くだけという方と置いたら鳴ると考えている方がいますが、鳴らないものと思っているのに鳴る方が不快感は強いと思います。
実際に私が初めて置き配で注文したときも、ただ置いていくだけだと思っていたら突然インターホンが鳴ったので驚き、慌ててインターホンで通話しようとしたらもう誰もいないという経験があったので、小さなお子さんがいる家とか、女性の一人暮らしだとけっこう怖いかもしれないと思いました。
アプリ側にインターホンを鳴らすか鳴らさないかのチェックボタンがあったらいいのに。
平日夜2時間稼働での売り上げ
平日19時~21時くらいまでの2時間稼働しました。
単価は平均400円で時給換算で1,200円ほど。土日になると単価はぐんと上がるので、時給2,000円を超えることもあります。
※2022年6月9日に宇都宮エリアにて、自身のアカウントにて配達した報酬記録です。報酬は、時間、地域、プロモーションによって異なります。
クエスト
配達による報酬の他に、クエストという制度があります。
1週間の間に配達した回数によって追加報酬がもらえます。毎週更新され、配達した回数に応じて内容は変わります。
また雨の日にも臨時クエストが発生します。
宇都宮で雨の日にUber Eats(ウーバーイーツ)配達したら時給換算で約3,000円稼げた
過去最高記録
2021年3月20日が過去最高の配達件数、走行距離、売り上げ(クエストなし・ブースとのみ)です。
11時前くらいから初めて15時~17時くらいの間は休憩し、そこからまた22時過ぎまで稼働しました。
オンライン時間は11時間11分、配達件数30件、走行距離は119.60kmで報酬は15,216円。
滅茶苦茶疲れました。
普通のロードバイクのロングライドより倍くらいの疲労感です。とにかくストップ&ゴーが多いので筋肉への負荷がかかります。最後は前ももがつりかけていました。
休憩2時間引いて9時間として、時給換算で1,690円。クエストなしでこの結果はかなり良い方だと思います。
Uber Eats 配達時のトラブル
大きなトラブルにあったことはないですが、配達先のピンずれや注文者と連絡が取れず廃棄等はたまにあります。
あとはアプリのバグが多い。
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達中に起きたトラブルまとめ
宇都宮の Uber Eats について
2021年11月時点で400店近い加盟店があります。
また2021年11月からエリアが広がり、北は御幸ヶ原町や南は雀宮方面まで拡大しました。
また、小山市でもサービスが開始されています。
さらに2022年7月にエリアが拡大、宇都宮市のインターパーク周辺や鹿沼市、下野市、壬生町、上三川町の一部まで広がりました。
Uber Eats(ウーバーイーツ) 宇都宮 加盟店舗マップ&配達エリア
宇都宮市内で多いのはやはりJR宇都宮駅とオリオン通り周辺かなと思います。お店はやっぱりマクドナルドが人気。
宇都宮市はジャパンカップサイクルロードレースが開催される等、自転車の街としても推進しているので自転車レーンや専用道路の整備は比較的多く走りやすいです。坂はそれほど多くないですが、富士見が丘団地等山の上にある住宅地はかなりの激坂を登ることになります。しかし、現在はアプリの仕様が変わり配達先が事前にわかるので、富士見が丘の文字が見えたら受けないことも増えました。
ロードバイクに乗れてお金も稼げてお店や注文者に感謝してもらえる、楽しくて仕方ありません。こんな風に書くと聞こえは悪いですが、仕事をしているというよりポケモンGoみたいなゲームをしている感覚、RPGのリアルお使いクエストみたいな感覚です。注文が入ってくるともっとやりたいという欲求が出てきてひたすら走りまくっています。
1時間や2時間のちょっとした空き時間でもできるので副業にはピッタリです。
2022年12月のアップデート
2022年12月に新たな配達方法とアプリの機能が追加されました。
PPDD
通称PPDD(Pick Pick Drop Drop)と呼ばれる配車方法で、これまで同じ店舗から2つの商品を受け取り、2か所の配達先に届けるという通称ダブルと呼ばれる配車はありましたが、新しく異なる2店舗から受け取り、異なる2か所に配達するという方法が追加されました。
例えば店舗Aから商品を受け取り、店舗Bからも受け取り、注文者Aに届け、注文者Bに届けるというもの。
より配達効率を上げるための方策ですが、配達側からするとデメリットもあります。
それは店舗Aから受け取り、次に店舗Bに行った際に料理ができあがっておらずしばらく待たされるパターン。
10分以上待つならキャンセルしてもいいというとような決まりはありますが、それでも最初のAの料理が冷めてしまう恐れがあります。
需要の多い店舗のハイライト表示
今どのお店に注文が入っているかという状況がアプリ上に表示されるようになりました。
おそらくですが1件でも注文が入ると薄いグレーに、短時間に続けて2件目以上の注文が入ると濃いグレーになります。
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