セールで安いM.2 SSDを買いましたが、ヒートシンクがついていなかったので別売りのヒートシンクを取り付けてみてヒートシンクの有無でどれくらい違うか比較して検証しました。
Transcend PCIe SSD 110Q-E
検証に利用したM.2 SSDはこちらです。

購入したのはTranscendのM.2(2280) NVMe PCIe Gen3×4 1TBです。主にゲームデータの保存用に購入しました。
2023年7月当時の価格は6,000円くらい。
ヒートシンク無しで温度計測

PCI-E拡張カードにてまずはヒートシンクが無い状態でM.2 SSDを取り付けます。
拡張カードは余ったPCI-Eスロットに挿して手軽にSSDが増やせるのでMBのスロットが足りないときにおすすめです。

余っているPCI-Eスロットに差し込みました。

この状態で温度を測ってみると60℃でした。
負荷がかかるとMAX65℃くらいまで上がりました。
メーカーが公表する動作環境温度は0~70℃ですので安全な範囲内ではあるものの、CrystalDiskInfoのデフォルト設定で60℃を超えると赤くなります。
ヒートシンクの取り付け

取り付けるヒートシンクはこちら。Amazonで899円で購入したものです。
いろんなカラーがありますがシンプルに黒にしました。

シリカゲルパッドのフィルムを剥がし、SSDの表と裏に貼り付けます。
SSDのチップ上にラベルシールが貼ってあったので事前に剥がしておきました。

ヒートシンクで挟んでネジ止めします。

再び拡張カードにとりつけます。

PCI-Eスロットに挿します。
ヒートシンク有りで温度計測

温度は14℃も下がり46℃。
負荷がかかっても50℃程度なので問題ない温度になりました。
エアフローを変えればもう少し下がるかもしれません。
結論
なくても問題ない、悩むくらいなら付けとけ。
同じSSDでもヒートシンクを取り付けるだけで60℃→45℃とかなり温度が下がることが分かりました。
SSDの故障の危険性が上がるとされる温度が70℃と言われているので60℃は適正温度内なので問題ない温度と言えます。
過去に2年以上ヒートシンク無しで使っていましたが壊れたことはありません。
とはいえ、故障の可能性を少しでも減らして寿命を長くしたいなら安いものでも十分なのでヒートシンクは点けた方が安心かなと思います。
付けずに不安をかかえるより、付けて安心して使った方が精神衛生的にもいいです。
最近のマザーボードは最初から付いていることも多いですね。