これまでいろんなワイヤレスイヤホンを使ってきました。中国製の激安品から始まり、JPRIDEやAnker等、高くても5,000円程度のものばかり使っていましたが、故障したり無くしたり、いろいろあってたどり着いたのはやっぱりAirPods Pro(第1世代)でした。
AirPods Proを買った理由
iPhone、MacBook、Apple Watch、AirTag、iPad、iPodと20年くらいApple製品を使っていますが、AirPodsだけは手を出していませんでした。
今までは無くすのが怖くて30,000円もするAirPods Proを買うなんて考えられなかったんですが、以下の理由から買うとこに決めました。
- 最近まで使っていたAnkerのSoundcore Liberty Neoが1年くらい無くすことなく使えていたので、滅多なことでは無くさないだろうと思った
- AirPodsの場合、片方無くしても最悪サポートに修理に出して買えるということ
- インナーイヤー型ではなくカナル型であること
- ロードバイクに乗車中、外音取り込みモードにして通知音等が聞こえるようにしたい。
Proにした一番の理由はやっぱり外音取り込みモードです。
AirPods Proを使う場面がランニングやウォーキング、ロードバイクといった屋外での利用がメインになるので、運動中でも安全に音楽が聴きたい。
あとはAppleのインナーイヤー型の形状があまり自分の耳には合わず、走ったりすると外れやすいのでカナル型の方が合っています。イヤーピースは他メーカーからも販売されているので自分に合ったものに交換もできます。
AirPods Proを開封
本体とイヤーチップ(S・M・L)Lightning – USB-Cケーブル、マニュアル。
イヤーチップは消耗してもApple Storeで990円で買えます。
片方無くした場合の修理代は9,040円。
AirPods Proの初期設定
iPhoneの接続は簡単でAirPods Proを充電ケースから取り出すとiPhoneの画面にポップアップされてくるので接続ボタンを押せば完了。
接続されるとこんな感じで充電ケースの蓋を開けるだけで画面にバッテリー残量がポップアップ表示されます。
Bluetoothの設定から詳細な設定が可能です。
まずはイヤーチップの装着テストから。
このようにしっかり耳にフィットしているかをチェックできます。
私の場合はLサイズでした。ただ右耳だけが若干緩く感じるのでもう1サイズ上のXLが欲しいと思いました。
AirPods Proの操作
イヤホンの先端部分にタップできるボタンがついているので、耳たぶをつまむような感覚で押すことで操作できます。操作方法は下記の通り。
- 1回押して再生、一時停止、電話に応答
- 2回押して次の曲にスキップ
- 3回押して前の曲にスキップ
- 長押しでアクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードを切り替え
- 「Hey Siri」と話しかけるだけで、曲の再生、電話の発信、経路のチェックなどの操作が可能
残念だったのは音量の調整ができないところ。Siriに頼むかiPhoneやApple Watchで調整する必要があります。
AirPods Proを使ってみた感想
とにかく使いやすいです。
ケースから出して耳に挿せば一瞬でペアリングするし、音楽を聴いていても耳から外せば勝手に止まり、また付けると再生されます。
他のメーカーのイヤホンを使っていたときには、片方しか認識されないとかよく起こっていましたがAirPods Proではそれがありません。
音質も十分すぎるくらい良い音です。
外音取り込みモード
この機能はすごい。
音楽を聴いていても周りの音がしっかり聞こえるので、自転車に乗っていても後ろからくる車のエンジン音とか、レジでの店員さんとの会話とか、何もつけていない時と同じか、むしろ付けていた方がいいんじゃないかってくらい驚くほどしっかり聞こえます。
外音取り込みモードがどんな仕組みか簡単に説明すると、周囲の音をマイクで拾い、イヤホンの中でその音を再現して耳に流すというとんでもない処理をこの小さなイヤホンがやってくれています。
ノイズキャンセリングモード
外音取り込みと逆のモードがノイズキャンセリングです。
外部の音を取り込み、これを音で打ち消してノイズを消します。
初めてノイズキャンセリングモードにしたときは何も聴こえないんじゃないかというくらい無でした。
実際は近くの人の会話や物音などノイズではない大きな音は聞こえます。しかし、エアコン等の環境音は完全に消えます。
空間オーディオ
その名の通り、ライブ会場のようなその場にいるような感覚で、ボーカルは常に自分の正面から聴こえてきます。
なので首を右に降ると、ボーカルは左耳から聴こえてきます。数秒間同じ向きでいるとまた自分の正面に声が移動してきます。ステレオオーディオと比較して聴いてみるとその圧倒的な違いを体感できます。
Apple Musicを利用していれば、対応している音源は自動的に空間オーディオで再生されます。
iOS 15からは非対応の音源も疑似的に空間オーディオに対応するようになりました。
バッテリー
仕様だと最大4.5時間の再生時間です。
また5分間の充電で約1時間の
ロードバイクに乗って使ってみた
通勤時等、ロードバイクに乗りながら音楽を聴いていますが、よほど爆音にしない限り周りの音がしっかり聞こえるので安全に走行できます。車に乗りながらカーオーディオを聴いているような感覚です。
装着感も良く耳に付けて長時間走り回っても疲れないし、外れて落ちたりすることもありません。
また、本体も小型なので走行中の風切り音もありません。
ただ気になるのは、周囲から見たらイヤホンしながら自転車に乗っている姿はあまり印象が良くないということでしょうか。外音取り込みモードの存在を知らない人の方が多いと思います。
ウーバーイーツの配達で使ってみた
ウーバーイーツの配達中は注文リクエストが入るとアプリから音が鳴って注文を受けるかどうかを選択します。
走行中に音が鳴って画面を注視してしまったり、周りの音にかき消されて注文の通知を聞き逃してしまうことを防ぐため、イヤホンをして配達しています。
もちろん音楽は聴かないし注文時の通知音以外は無音ですが、今まで使っていたイヤホンだと密閉されて周りの音が聞こえにくいので片耳だけつけて配達していました。多くのイヤホンは右耳側に通話するマイクがついているので右耳だけをつけたいのですが、自転車で車道の左側を走るときに右耳がふさがると、車の音が聞こえにくくなるので仕方なく左耳だけつけて配達していました。
AirPods Proになったことで外音取り込みモードにしておけば両耳付けてても周りの音がしっかり聞こえるし、注文者やサポートと連絡を取る必要があった場合もそのまま通話できるのでとても便利です。
バッテリーは連続して装着していると4時間くらいなので1日配達するときは途中で充電する必要がありますが、充電は30分もかからず終わるのでちょっとした休憩の時に充電するだけで十分使えます。
AirPods ProをiPhone以外でも使える?
接続はBluetoothなので対応している端末ならApple WatchでもMacBookでも、Windowsパソコンでも何でも使えます。
AirPods Proを使ってしまうともう他のイヤホンを使う気にはならなくなりました。
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